「しなくちゃ」の裏に潜む「ねばならない」〜無意識の自己限定を理解する②

①の続きです。

イベントはとても楽しかったのですが、その最中も終わってからも、何かモヤモヤしたものがありました。
「あんなにイライラ、ザワザワしたのはなんだったのだろう?何故だろう?」と、家に帰ってからも考え続けました。

考え続けたと言っても、「うーんうーん」と必死で考えていたわけではなく、問いをふんわりと投げておいた感じです。
投げておいて、他のことをしたり霊学ワークショップのテキスト「量子脳開発メソッド」を読んだりしていたら、いろいろと浮かんできました。

前回書いた「評価に値する私でなければならない」「ちゃんとしなくちゃいけない」が私の中にありました。
「ちゃんとしなくちゃいけない」から、子供のころから「きちんとしていること」を意識していたことが出てきました。

ふと、思い出したことがありました。母から「あなたはいい子だった」「あなたは手がかからない子だった」と言われたこと。そして、「子供のころ、弟に手がかかってあなたのことをあまり構えなくてごめんね」と言われて、「そういう意識はなかったなぁ」と思ったこと。

弟とは5歳離れています。そして思い出したのが、弟は生まれてすぐに腸がねじれる病気で命の危険があり両親がとても心配していたこと。アトピーでケアが必要だったこと。いつのまにか一人でどこかに行ってしまう子で迷子になって母が探していたこと。その他もいろいろあったこと。それに比べてわたしは「いい子」だったこと。

「いい子」だったのは、母から、きちんとしているように育てられたからだとずっと思っていました。
それもあったかもしれないのですが、今回考えていて、弟の世話や心配で大変そうな母を煩わせないように「いい子でいよう」と自分で決めたのではないか、と思い当たりました。
自分のことで世話をかけないようにする。そのためにいい子でいる。いい子でいるために常に自分を見張っていたのではないかと。

自覚として昔から、自分を見ているもう一人の自分がいるのをいつも感じていました。それを、自分のことを客観視していた、と解釈していましたが、私がしていたのは「客観視」ではなく、「見張る」「監視」だったのだという気づきがありました。自分が何をしているか、どんな状態か、厳しい目でいつも見張っている存在。「そうだったんだ!」と思いました。
また気づきとして大きかったのは、「いい子でいる」それを自分でしていたということ。外側から押し付けられたのではなくて、自分から良かれと思って自分で選んでいたということ。

もうひとつ、テキストに「人は自分が思うほどには自分のことには関心がない」とありますが、ここを読んで、素直に「なるほど〜」となれませんでした。
「何が引っ掛かっているのだろう?」と考えました。
関心を持ってもらいたいと思っている自分がいました。
母に世話をかけないように、と自分で選んでそういうふうにしていたけれど、実は自分にも構ってほしいという気持ちがあって、それを抑圧していたのだと気づきました。おそらくですが、構ってほしい時に母には弟の世話があり寂しい思いをして、同じ思いをしたくないからその気持ちを封印して表現しなくなったのだと思います。

「自分でそうしていたんだ」と原因に気づいたら、「じゃあ自分で手放せる」と思いました。
「母に世話をかけないようにしなくちゃ」→「いい子でいなければならない」
から、自分を厳しく見張るくせ、完璧を目指すくせ、自意識過剰が生まれたのだと思います。その時はそれが必要だったのだと思います。
それが「今までの自分」でした。もう状況は違うし、その自分でいなくていいですね。

無意識の自己限定が有意識に浮上しました。
そこでテキストにある方法「今までの自分は・・」を使います。
今までの自分は、いい子でいるために自分を見張っていた。周りに迷惑をかけないように意識を張り巡らせていた。周りの人の期待に応えなくちゃ、がっかりさせないようにしなくちゃと力んでいた。
「そんな自分はもういらない。そんな自意識過剰の私(と思っていた自我)はもういらない」と出来るんだ、と意識しました。
自分を見る目を、厳しくない、ただ確認する、眺める目にしたいと思いました。

その後とても軽くなっています。
ここまでの気付きがあり、これからどんなふうになるのだろうと楽しみです。

イライラやザワザワ、モヤモヤという引っかかり、そういうものを素通りさせず「これは何?」「何故?」と思考していくと楽になる気づきに繋がる。やっぱり霊学って面白くてありがたいです!

ペンネーム:ルルコ

★この内容は、先日の霊学ワークショップでお話したことの抜粋です。
霊学ワークショップは、テキスト「量子脳開発メソッド〜五次元思考のススメ」の内容を軸に、体験談も交えたりしながら参加者の皆さまと学びを深めていく場です。


今回のテーマはチャプター04「意識とは何か? 15. 有意識の自己限定と無意識の自己限定。そして、解放へ」でした。

どなたでもご参加可能なので、ご興味がおありの方は下記より詳細をご確認ください。

■霊学ワークショップ 今後のスケジュール

霊学テーマ(量子脳開発メソッドより)開催日会場
CHAPTER 04「意識とは何か?」 16. 自意識から美意識への転換8月11日(日)(終了)仙台
8月18日(日)東京
8月24日(土)岡山
8月25日(日)宇都宮
CHAPTER 04「意識とは何か?」 17.意識とは何か? リー・イン・カーネーション(輪廻転生)の仕組み9月15日(日)福岡
9月22日(日)東京
9月29日(日)仙台

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