「冬の風物詩」

冬の風物詩といえば、皆さんはどんなものが思い浮かびますか?
私は東北に住んでおりますので、冬を感じる機会が多い方だと思います。

その中で、毎冬楽しみにしているのがハクチョウの渡来です。
地元の川には毎年300〜400羽のハクチョウが渡来し、多くの観光客も訪れているようです。

自宅から徒歩ほんの数分の川にも、沢山ではありませんがハクチョウが飛来してきます。
この時期、朝はハクチョウの声で目を覚ましたり、空を見上げればたまにV字の隊列を組んで飛ぶ美しい姿を見ることもでき、それらは冬の喜びでもありましたが、なぜか今季は近所にハクチョウが訪れませんでした。

より餌が多くある場所を見つけに行ってしまったのかなあ、と、少しざんねんな気持ちにもなっていたところ、つい先日、散歩中にやっと十数羽の群れに遭遇しました。


ハクチョウは、いつも家族で一緒に行動します。
家族の群れが行動の単位で、それらの集団が何十何百羽の大きな群れをつくっているそうです。
遭遇したのは、恐らくひと家族でしょう。
まだ灰色の幼鳥が数羽と、親鳥である白いハクチョウが列をなして泳いでいました。

夕暮れ時、静かに流れる川にはハクチョウの家族が仲睦まじく泳ぎ、その周囲にはカモやシラサギも共存していて、遠くには蔵王連峰が並ぶ景色も見える場所です。
思いがけず、なんとものんびりとした時間を過ごし、近くでこんな光景を眺められるのは本当にありがたいことだなあと思いました。
これから春先まで、ハクチョウ達がシベリアに帰るまでの間、まだもう少しこの「冬の風物詩」を楽しめるのが嬉しいです。

ユメコ

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