メイクアップのポイント(2)
□眉毛のラインが決まったら、次はアイシャドーとアイラインです。
アイシャドーの色選びですが、シーズン毎に新色が発表され、質感や色調が多種多様でどれを選んでよいかとても迷ってしまいますね。ご自分の肌の色調に合わせ、基本となる色をブラウン系またはグレー系で選んでおくとラクです。
髪を茶系にカラーリングしている場合はブラウン系のアイシャドーを基本色にするというのも選択肢のひとつです。ただし、ブラウン系の色には様々な色調があり、赤みがかったり、黄色が入っていたり、グレーに寄ったりとまさに色々ですが、ご自分の基本色として選ぶときには肌色のトーンとバランスを考慮して、時間が経ってもくすまないものを選んでください。
瞳の色が黒い場合は、グレー系の色に淡いピンクのアイシャドーを組み合わせるキレイにまとまります。
アイシャドーとリップスティックの色はファッションのトレンドとも呼応していますから、洋服の色やそのシーズンに発表される色を取り入れると楽しめますよ。
□アイシャドーの仕上げに、アイライナーで目元に個性を与えます。
アイライナーにはリキッドタイプとペンシルタイプの2つがあります。
リキッドタイプは目元のメイクアップを強調するときには最適です。アイラインを濃く、はっきり描くことができます。また、繊細なラインをすっきりと入れることもできます。
リキッドの場合、アイラインを一気に描こうとすると太くなりすぎたり、ブレてギザギザのラインになったりと失敗しがちです。まつ毛の生え際をアイラナーで埋めるように、少しずつ描いて太さを調整するとキレイに描けます。
アイラインが太くなりすぎた時や、リキッドアイライナーがまぶたについてしまった時には、綿棒を使うと簡単に直すことができます。また、リキッドアイライナーが肌について乾いてしまった場合は、ポイントメイクリムーバーなどを綿棒につけて取ると簡単です。
ペンシルアイライナーはナチュラルな仕上がりの目元を作ります。目のラインに沿ってまつ毛の生え際を埋めるように、少しずつ描いていきます。 少し太めにラインを入れて、上部をぼかします。ソフトで自然な感じに仕上がりますし、失敗がありません。
□アイラインの色は基本的には瞳の色に合わせると自然です。
アイライナーの後はマスカラをつけます。先ず、まつ毛の上にマスカラを軽く乗せるような感じでつけてください。その後、まつ毛の下から上に持ち上げるような感じでブラシを揺らせながら全体につけていきます。
マスカラの量を多くつけ過ぎてしまうと、マスカラが目のまわりに黒く付いてしまい隅(クマ)のようになってしまいますので分量は控えめに。涙が出やすい目の場合はやはりマスカラが目のまわり、特に目の下に隅のように黒くついてしますので、マスカラはお勧めではありません。マスカラが時間と共に目のまわりや下についてしまいやすい方で、それでもマスカラを使いたい場合には、ウォータープルーフタイプがお勧めです。
マスカラにも長さを出してくれるもの、ヴォリュームを出してくれるもの、カールを強調するものなど色々なタイプがあります。まつ毛が既に長い場合はカールする力のあるもの、まつ毛がまばらな場合はヴォリュームを強調してくれるタイプ、というように自分のまつ毛の特徴を把握し、また欲しいまつ毛のイメージに合わせて選びましょう。
最後に、できるだけ自然な感じにメイクアップしたい場合には、目もとのアクセントとしてアイライナーかマスカラのどちらかだけを付けることをお勧めします。はっきり、すっきりした目もとが欲しい場合はアイライナーのみ、優しく、自然な感じに仕上げる場合はマスカラのみというふうに、その時の気分やファッションに合わせてどちらかひとつを選んで付けるのも楽しいものです。
アイブロー、アイライン、アイラッシュ(まつ毛)は顔の中のとても小さな部分ですが、メイクアップのイメージを左右する重要な部分です。
様々な色やラインで楽しみ、新しい自分のイメージに挑戦してみてください。